日々のこと
佐武流山
2011年11月9日
こんにちは。
先日のお休みに秋山郷にある２００名山の佐武流山へ行ってきました。
コースタイムが１０時間から１１時間の登山行程なので、まだ暗い朝４時前に出発し、和山の林道ゲートに向かいました。
４時半、ヘッドランプを付けて林道を歩き始めました。
５時半になってもまだまだ辺りは真っ暗で、足場の悪い林道は歩きにくかったです。
やっと登山口に到着。
檜俣川を渡ります。
橋の架かっていない川を渡るのは初めてで、なかなか楽しい行程でした。
川を渡り、ここからが急登です。
ミニ猿の腰かけが小人のお家みたいでした。
自然の造形は素晴らしいです。
８時半頃から霧が小雪に変わり始めました。
天気予報で北海道に雪を降らす寒気が下りるとは言っていましたが、ここまで下りてくるとは思いませんでした。
物思平を越え、ワルサ峰を越え、坊主平に着いた時にはすっかり冬景色になりました。
今年初めての雪を踏みしめるのが佐武流山になるとは。
林道から歩き始めて６時間、やっと佐武流山頂上に到着です。
晴れていれば苗場山や鳥甲山が見える稜線歩きだったはずですが、辺りは真っ白でした。
展望がよくないので、お湯を沸かし、カップラーメンを食べ、体が冷えないうちに早々と下山開始です。
下山途中に青空と太陽が！！この瞬間で寒さなんて忘れてしまいます！
帰りの稜線歩きでは、雲の合間から山々を見ることが出来ました。
標高が下がるにつれ、雪もなくなり、晩秋の山々の姿になりました。
登山道から林道を歩き始めました。
途中、一瞬熊かと思ってしまう程まるまるしたカモシカに出会いました。
冬が近いですね。
林道では間伐作業をしている所があり、トラックや重機が行き来していて、道が荒れています。最初は泥を避けていましたが、最後は泥と戯れて歩き、午後４時半、下山しました。
帰り支度をしていると辺りはすっかり薄暗くなりました。
帰りは切明の雄川閣の温泉で疲れを癒しました。
佐武流山は静かなまさに秘境の山でした。
苗場山、鳥甲山、そして佐武流山。
素晴らしい山が揃う秋山郷の素晴らしさを、あらためて感じることができました。
