日々のこと
岩梨(イワナシ)の実
2011年6月22日
こんにちは。
今日は岩梨の実の収穫に行きました。
岩梨とは山地に生息するツツジ科の植物で、岩場に生え、梨のような味のする実をつける事からそう呼ばれているようです。
私達が岩梨を知ったのは、去年、秋山郷博士の蜂蜜屋さんから岩梨の実の焼酎漬けをいただいた事からでした。その時、秋山郷博士から、岩梨の実が貴重である事や、私たちの住む結東にもある事を教えていただきました。そして、去年は既に収穫時期が終わってしまっていたので、今年こそはと時期をうかがっていた所、今週が収穫時だという情報をいただき、さっそく収穫に向かいました。
以前、集落の方に教えていただいた場所に行き探してみると、石垣の間に小さな実を発見しました!
貴重な一粒を味見すると、本当に梨のような食感に感動!
昔は、至る所にあって子供達のおやつとして食べられていたようですが、今はその数もだいぶ少なくなっているそうです。
早速収穫し、薄皮を剥き、焼酎漬けです。
皮を剥くと表面に褐色の小さな種がある白色の実が出てきます。
初めての収穫だったので、早熟のものも混ざって色とりどりになりました。
今日は採れたての岩梨の実と桑の実でデザートを作りました。
苺は集落の方からの頂き物、緑色のものは近くで採ったミズの甘煮です。
宿の周りにあるものでこんなに素敵なデザートが作れるなんて、幸せを感じてしまいます。
岩梨の収穫は毎年だいたい6月10日頃らしいのですが、雪解けが遅かった今年は今頃だろうと教えてくださった秋山郷博士の偉大さを改めて感じた日となりました。
私達ももっともっと勉強して秋山郷のことについて詳しく伝えられる宿の管理人になりたいと心から思いました。