日々のこと

アンギン編み

2011年4月17日

こんにちは、かたくりの宿です。

今日は、妻有の文化の一つであるアンギンについてご紹介します。
アンギンとは、妻有地域に自生するカラムシ・アオソ・アカソなどの植物の繊維を利用した編み物です。そのルーツは縄文時代にさかのぼり、「衣」の源流とも言われているそうです。「織物」の文化は日本全国で見られますが、「編む」という文化は貴重な縄文伝統文化なのだそうです。この貴重なアンギンが日本で初めて発見されたのが、なんと、かたくりの宿のある結東集落なのです!!また、結東集落にはまだ眠っている縄文の遺跡もあるそうです。
今回、私達は津南町にある農と縄文の体験学習館「なじょもん」さんで、この事を勉強しました。津南町や秋山郷には貴重な縄文時代の文化や自然と向き合った人々の暮らしが残っていることを再発見しました。
今年から、私達も津南町や秋山郷のことをもっと勉強し、その魅力を皆さんに伝えていきたいと思っています。また、「なじょもん」さんにも協力して頂き、お客様が楽しんで頂ける体験パックなども提供したいと考えています。
<アンギン編み体験の様子>
今回のアンギン編み体験は、「ならんごしの会」のお母さん達に教えていただきました。「ならんごしの会」はアンギンの貴重な伝統技術を絶やさず、将来へ伝承するために組織され、カラムシの栽培、繊維の採取や糸作りからコースターや首飾りの製作、アンギン編み体験教室をしています。
特別な「ケタ」と言う木枠を使い、縦糸と横糸を編んでいきます。

アンギン編み1

力を均等に入れて編みます。

アンギン編み2

コースターの出来上がり!
アンギンコースター
農と縄文の体験学習館「なじょもん」さんでは、様々な体験活動ができ、竪穴式住居も復元されています。津南町の豊かな自然や文化を実感して下さい!
「なじょもん」HP

かたくり便り